婚活に理想の年齢差はある?
今日お見合いした方、とても話しやすかったな。
けど、年齢が一回り上…年の差婚って割と最近ニュースでも見かけるけど、皆どのくらいの年齢差の人と結婚してるんだろう?
年齢差があると、少し抵抗感を覚えてしまう人もいますよね。
特に、10歳以上の年の差がある場合は年の差婚と呼ばれ、賛否が分かれます。
実際に理想の年齢差については様々な調査がされていますが、参考までに2015年の国立社会保障・人口問題研究所による第15回出生動向基本調査では、約半数以上の人が同い年、または1〜2歳差を理想と位置づけているようです。
ですが、逆に言えば残りの約4〜5割程度の人は、3歳以上の年齢差があってもいい、ということなんですね。
一般的な傾向として、男性は年下なら、女性は年上なら、多少の年齢差は気にしないというケースが多いです。
また、2018年の厚生労働省による人口動態調査では、妻が4歳以上年上の割合が約6%、夫が7歳以上年上の割合が約11%と、決して少なくない割合の夫婦が年齢差を乗り越えて結婚しています。
年の差婚のメリット
年齢差があるのってデメリットな気がするんだけど、年の差婚にメリットってあるの?
年齢差があることには、きちんとメリットがあります!
例えばお相手が年上の場合ですと、自分よりも多くの人生経験を積んできていることから精神的に成熟している場合が多く、いざという時に頼りになったり、支えたりしてくれます。
また、世代が違うことで新しい価値観や、お互いの世代で流行っているものなどを共有し合うことで、新たな発見や楽しみがあるかもしれません。
そして、経済的な面でも、男性が年上の場合はそれなりの稼ぎや役職など安定した基盤を持っていることも多く、女性が年上の場合でも手に職をしっかり持たれていることが多いため、共働き希望の男性におすすめです。
年の差婚のデメリット
それでは、年齢差があることによるデメリットはどんなことが挙げられるのでしょうか?
真っ先に挙げられるのは、将来の心配でしょう。
厚生労働省の簡易生命表によると、令和4年の日本人の平均寿命は男性が81.05歳、女性が87.09歳といわれています。
特に年の差婚の場合、男性が年上というケースが比較的多いので、男性のほうが平均寿命が短いと女性は将来の介護や、先立たれることなどが悩みの種になるのではないでしょうか。
また、世代が違うことで価値観の違いが浮き彫りになると、それが原因で関係に溝ができてしまったり、お相手とならまだしも、周りの親族や友人と話が合わないことも出てくるかもしれません。
ですがこれらのデメリットも、一緒に食生活や運動などを気をつけて健康でいられるように努めたり、きちんと話し合うことでカバーすることができます。
デメリットがあるから難しい、と考えるのではなくて、デメリットを知った上でどう補うかが大切なのね。
結婚相談所なら年齢に囚われずに価値観重視で出会える
このように年の差婚が一般的になってきたのも、結婚相談所を始めとした様々な出会いの形が増えたことが理由の一つとして挙げられます。
結婚相談所では年齢や居住地に縛られず、オンラインも活用しながら様々な異性と出会うことができますので、価値観を重視して出会うことが可能です。
年の差婚はおすすめ?やめといたほうがいい?
さて、結局のところ年の差婚はおすすめといえるのか、どうなのでしょうか?
筆者の考えとしては、あえて年の差婚を狙うのはおすすめしません。
というよりも、年齢を優先的な条件として、結婚するかしないかを決めること自体をおすすめしない、というのが正確でしょうか。
男女の関係は、結局のところフィーリングやタイミングです。
この人が良い!と思える人にせっかく出会えたのに、年齢差があるからといって、それを理由にお断りしてしまうのは非常に勿体ないです。
また、婚活でお相手を探す場面においても、年齢を絞れば絞るほどお相手の候補が減ってしまいます。
ちなみに、筆者の親は再婚ですが、私の母親が定年を越した60代、そしてお相手の男性が40代と20歳弱ほど年齢差があります。
ですが、やはりフィーリングやタイミングが合ったから、結婚に至ったんですね。
結婚する前は不安や葛藤もあったみたいですが、幸せそうな2人の姿を見ていると、結婚において年齢差はそこまで重要ではないんだな、と思えます。
年の差婚に向き、不向きはあるのか
さて、ここからは年の差婚の向き、不向きについて考えていきましょう。
生育歴や環境の影響
年齢差があってもメリットはあるのは分かったんだけど、姉ちゃんよりも年上の女性だと、やっぱり抵抗があるんだよな…。
このように、異性の兄弟や姉妹の年齢を一つの基準に、兄や姉よりも年下がいい、または弟や妹よりも年上がいい、という話は聞きますね。
親族関係でいうと、両親の年齢差も一つの基準になるかもしれません。
実際に両親が年の差婚で幸せそうな姿を見ると、年齢差があっても関係ないと思えるのではないでしょうか。
そのため、年の離れた兄弟や姉妹がいる人や一人っ子、または両親が年の差婚で仲が良い、という人は年の差婚に向いているかもしれません。
反対に、年の近い兄弟や姉妹が居ると、それよりも年上、または年下という場合に抵抗感を覚えてしまうこともあり得ます。
経済的な問題
現実的な問題で考えると、経済的な要素も無視はできません。
例えば男性が年上で稼ぎ頭、女性は年下の専業主婦の場合、万が一男性が先立ってしまったり介護が必要になった場合の家族の生活資金まで考えないといけません。
男性の稼ぎだけでも将来に備えた貯蓄が十分にできる、または女性が経済的に男性に依存しておらず共働きしている場合は、年の差婚に向いているといえます。
逆に、そうでない場合は不向きとまでは言いませんが、先々に備えてきちんと話し合っておく必要はあるでしょう。
子供についての価値観
年齢にもよりますが、子供を授かりたいかそうでないか、という点も重要です。
子供を授かりたくても、女性が年齢的に子供を産める年齢ではない場合は、2人だけの生活でも良いかどうか考える必要があります。
ですがこれに関しては年齢差だけの問題ではなく、若くして子供を望んでも授かれない場合もありますので、すべての婚活男女が話し合うべきことかもしれませんね。
どんな状況下でも柔軟な考え方や行動ができる、子供を授かれなくても相手のためなら、2人でも頑張れるという人は年の差婚に向いているといえるでしょう。
逆にどうしても子供がほしいという考えを捨てられず、固定観念にとらわれてしまう人は、年齢差によっては問題を解消できないかもしれません。
年の差婚が上手くいく人は、おおらかな人や、柔軟性がある人といえるかもしれないわね。
婚活で幸せな年の差婚をするためには
さて、今回は婚活における年齢差の考え方についてお話しをしてまいりました。
婚活の基本は興味を持ったらまずは会ってみること、また会いたいと思うなら何度か会ってみることです。
年齢差があって不安がある場合は、お付き合いに進む前にきちんと話し合っておきましょう。
有耶無耶にしたままお付き合いに進んでも、いざ結婚となった時に壁にぶち当たってしまう可能性があります。
ただ、これは年齢差に限ったことではないですよね。
誰しも育った環境や価値観は、どこかしら違うもの。
ですから年齢差にこだわりすぎず、一つ一つのご縁を大切にし、お相手を良く知ることや、自分のことを良く知ってもらうことが成功の秘訣なのです。
年の差婚を目指す場合はペースの違いにも注意
特に自分がお相手よりも年上の場合にいえることですが、早く結婚をしたいからといって、焦りすぎないよう注意しましょう。
男性も女性も、年齢差がある場合は年上の方が結婚に対する意欲や願望が強くなりがちです。
結婚を急ぐあまりペースが合わなくなってしまっては、本末転倒。
破談になってしまうと辛い思いをするのは勿論、また一からお相手を探さないといけなくなってしまいます。
そしてお相手探しも、年齢が上がれば上がるほど、若いときよりも選択肢が狭まってしまうのは事実です。
「これって高望み?勘違いしてると売れ残る…婚活は自己評価が大切」の記事でも解説をしていますが、希望の条件と自身のスペックが釣り合っていないと、高望みになってしまい売れ残ってしまうことも…。
ですから、これから年の差婚を目指す方は早く結婚をしたいという自分の気持ちだけではなくて、お相手の気持ちやペースにも配慮をしながら、素敵なご縁を育んでいってください。
まとめ
・理想の年齢差は同い年や1〜2歳差といわれていますが、年齢差を気にしない人も沢山います!年の差婚もデメリットばかりではなく、きちんとメリットがあるので、フィーリングやタイミングを大切にしましょう。
・生育歴や環境、経済力、その他にも子供のことなど様々な価値観によって、年の差婚に向き・不向きがあります。年の差婚には柔軟な考え方や行動力、おおらかさが必要といえます。
・年齢を優先事項にしてしまうと、素敵なご縁を逃してしまうことも。ある程度は現実的に考えることも必要ですが、条件にこだわりすぎず一つ一つのご縁を大切に育んでいける人が、婚活では成功しやすいです。
・年の差婚を目指す場合は、価値観やペースの違いに注意!特に、年上の方がどうしても結婚に対して焦りがちです。お相手の気持ちやペースにも配慮しながら、ゆっくりと素敵なご縁を育んでいきましょう。