婚活と転職活動を同時並行したい方へ
婚活中だけど、仕事が不安定だから転職活動もしたい。
どちらかを先にするべきか、同時並行してもいいのかな?
人生は何があるか分からないもの。
婚活をしていても長引いてしまったり、職場で急なハプニングがあったりして、婚活中なのに転職活動をしないといけなくなった…なんてこともあるかもしれません。
そこで今回は、婚活と転職活動の同時並行について解説をしてまいります。
お勧めは先に転職活動を終わらせてしまうことですが…
先に結論からお伝えしてしまうと、お勧めは転職活動を先に終わらせてしまうことです。
これにはメリットとデメリットがありますので後ほど詳しく解説しますが、最大の理由は「仕事が安定していることで、婚活もスムーズに進められるため」です。
転職活動中ですと時間的・精神的な余裕がなくなってしまうのは勿論のこと、特に男性の場合ですと女性に伝える年収も変動する可能性があります。
結果として、転職活動も婚活もどちらも上手くいかない、なんてこともあり得るのです。
ですが、これも性格や状況によって変わってくるものですので一概には言えません。
このことも踏まえて、ここからはそれぞれのメリットとデメリット、そして決断をする際のポイントや注意点についても解説をしてまいります。
まずは婚活と転職活動、どちらの優先順位が高いか考えよう
さて、そもそもあなたが婚活や結婚をしたい理由、そして転職活動をしたい理由はなんでしょうか?
婚活や結婚を見据えて、今よりも年収を上げるために転職がしたい。
年齢的に、そろそろ子供が欲しいから今年中に良い人を見つけたい。
この場合、男性は年収を上げる理由が結婚を見据えてのことですので、婚活よりも転職活動を先にするほうが優先順位は高いです。
逆にこの場合の女性の優先順位を考えると、結婚や出産の適齢期を気にするのはごく自然なことですので、転職活動よりも婚活のほうが優先順位が高くなるはずです。
このように、活動理由によって婚活と転職活動の優先順位は変わってくるものなのです。
では、優先順位を考える際のポイントを、もう少し詳しく解説していきます。
ポイント1.緊急度
婚活と転職活動の優先順位を決める際に、緊急度は重要な指標です。
先ほどの例でいうと、女性は年齢を意識してそろそろ子供が欲しいと考えていますので、婚活の優先度が高いと言えますね。
転職活動をしたい理由にもよりますが、時間や年齢は誰しも平等且つ有限です。
婚活と転職活動を同時進行するとしても、どちらかを先にするとしても、どちらのほうが緊急度が高いのか。それはなぜなのかを考えると、優先順位を決めやすいですよ。
ポイント2.年齢
年齢という観点で言うと、男性も女性も35歳という年齢は一つ意識したほうがいい年齢です。
女性の場合、35歳を過ぎると妊娠や出産リスクが上がると言われていますので、婚活でも男性の見る目が変わりやすいです。
男性の場合、35歳を過ぎると転職で不利になりやすいと言われています。
採用する企業にとっては、経験者であっても新入社員は新入社員。あまりに年齢が上ですと、上司の方が遥かに年下というケースもありますので、求人に35歳以下と年齢制限を設けているケースもあります。
そして、35歳を過ぎると40歳・45歳・50歳…といった具合に、5歳刻みで節目の年齢を迎えます。
このように、婚活も転職活動も年齢で有利になることも不利になることもある、ということは頭に入れておきましょう。
ポイント3.影響度
婚活と転職活動の優先順位を決める際のポイントとして、最後に挙げるのが影響度です。
具体的にいうと、婚活や転職活動を成功させる、又は失敗すると自分の人生にどのような影響があるかということです。
これは人それぞれ価値観が違いますので、基準が人によって変わってきます。
先程の男性の例でいうと、結婚を見据えて年収を上げたいと考えているため、転職活動を成功させる=結果として結婚や婚活にも良い影響があると考えていますので、転職活動の成否が婚活にも大きな影響を与えると言えますね。
ですが逆のパターンで、結婚が決まったりお相手から急かされたことが理由で、年収を上げようと転職活動をし出す男性も多いのです。
婚活も転職活動も、成果を得た場合と得られなかった場合を想定して、影響度が高いほうの優先順位が上になるかもしれません。
結婚相談所なら転職と同時並行でも効率よく婚活ができる
婚活と転職、どちらも優先度が高くて選べない…という方には、結婚相談所がお勧め。
仲人からの紹介や、お見合い日時のセッティングなど、時間を効率よく使いながら婚活ができます。
婚活と転職活動を同時並行できる人
転職活動も大事だけど、出会いはタイミングだから婚活も同時並行で動きたいな。
考えた結果、婚活も転職活動もどちらも大事!同時並行でする、と決めた場合はバランスが大事になります。
婚活と転職活動の両方を同時並行で進めるのは、思っている以上に体力的にも精神的にもハードです。
休日はお見合いやデートの結果に一喜一憂し、平日は仕事と面接に追われる…そんな日々になることは覚悟しておきましょう。
スケジュール管理が上手にでき、婚活も転職活動も結果に踊らされずに自分のペースを保つことができると、同時並行をしても上手くいきやすいといえます。
特に、お見合いも面接もお返事がNGの場合、すぐに切り替えて次に行けるのとそうでないのでは大きな差が出ます。
婚活も転職活動も両方を完璧にこなそうとせずに、ある程度のことは仕方ないと割り切れる余裕がないと上手くいきませんので注意しましょう。
婚活と転職活動を同時並行するメリット
婚活と転職活動を同時並行するメリットは、何と言っても時間を有効活用できる点でしょう。
というのも、婚活も転職活動も、自分ひとりの力だけではどうにもならない側面があります。
婚活はお付き合いする相手の価値観や結婚願望、転職活動は市場の求人ニーズや社風に合うかどうか、といった具合に婚活なら異性、転職活動なら会社や世の中の影響が多分に働きます。
仮に婚活を先に終わらせたとして、いざ転職活動をしようと思っても世間の求人ニーズが無かったら…。
または、先に転職活動を終わらせたとしても、婚活市場で良い人からどんどん先に成婚していたら…。
そう考えると、同時並行をして両立させてしまえば、後から後悔をすることも少ないのではないでしょうか。
婚活と転職活動を同時並行するデメリット
前述のように、婚活と転職活動を同時並行することは、体力的にも精神的にも思った以上にハードです。
また、スケジュール管理の大変さもあります。
仕事をしつつ、合間を縫って面接に行き、休日は婚活や書類選考などの準備に追われ…といったことを繰り返していくと、人によってはメンタルがどんどん追い込まれていきます。
そうすると、前述のように余裕がなくなってしまい、結果的に婚活も転職活動も上手くいかないなんてことも。
特に、人間関係や待遇への不満などネガティブな理由で転職活動をしようとしている場合や、婚活で仕事のことを受け入れてもらえなかったり異性から見下された場合、もう一方でもネガティブな感情が出てしまうこともあります。
このように悪循環を生んでしまいそうな場合は、どちらかを先に終わらせたほうが良いかもしれません。
婚活か転職活動、どちらかを先に終わらせるべき人
考えた結果、結婚相手次第で住む場所も変わるかもしれないし、まずは婚活をすることに決めたわ。
このようにどちらかを先に終わらせるべき人は計画性があり、決められた期日を守ったり、目標を達成する意識が高い人といえるでしょう。
婚活と転職活動を両立させようとすると、思うようにスケジュールを調整できなかったり、目標があっても時間が足りなくて達成できなくなってしまうのは当然のことです。
これを仕方ないと割り切れたら良いのですが、そうではなくひとつひとつを完璧にこなしたいと考えるのであれば、まずはどちらかを先に終わらせることを考えましょう。
特に、冒頭に述べたように先に転職活動を終わらせてから婚活に臨むと、仕事が安定していることで婚活にも余裕を持って臨むことができるケースも多いでしょう。
ただし、婚活を先に終わらせることにもメリットはありますので、この辺りも詳しく解説をさせていただきます。
転職活動を先に終わらせてから婚活を始める場合
転職活動を先に終わらせるメリットは、前述のように余裕が生まれるだけでなく、自信を持って婚活に臨むことができることです。
給料や勤務条件、キャリアプランが固まることでお相手からも信用を得ることができ、結婚後の生活や求める条件についても具体的な話ができますので、スムーズに婚活が進むでしょう。
ただ、転職活動を先に終わらせることにはデメリットもあります。
一番は、そもそも転職活動がすぐに終わるかどうか、という点でしょう。
婚活はご縁やタイミングという風に言われますが、これは転職活動も同じことです。
タイミングが悪く求人が少なかったり倍率が高かったりすると、なかなか転職先が決まらないことも。
また、スムーズに転職が決まったとしても、環境に慣れるまでは仕事が大変になるでしょう。
そうなると、転職が決まったからと言ってすぐに婚活が始められる、とも限りません。
更に、転職前であれば勤務の時間や場所などの条件をお相手に合わせて柔軟に考えることも可能ですが、一度転職を決めてしまうとそうはいきません。
このように、必ずしも転職活動を先に終わらせたほうが良いとは言えないケースも考えられますので、婚活の緊急度や影響度を考え転職活動とどちらが優先順位が高いのか、慎重に考えたほうが良いでしょう。
婚活を先に終わらせてから転職活動を始める場合
婚活を先に終わらせるメリットは、転職活動を焦らずに進められることです。
転職活動後に婚活を始めることが前提になってしまうと、転職先をゆっくり吟味するというよりは、期日までにご縁のあった会社に転職することになるでしょう。
そうすると良い転職先を見つけることよりも、転職活動を早く終わらせることが目標になってしまい、手段と目標があべこべになってしまうことも。
婚活を先に終わらせることができると、焦って転職活動をする必要がなくなりますので、転職先をじっくり検討することが可能です。
また、前述のように転職先の条件を結婚相手に合わせて柔軟に考えることもできます。
逆に婚活を先に終わらせるデメリットは、転職活動を先に終わらせる時と同様、そもそも婚活がすぐに終わるかどうか、という点です。
特に男性の場合は、婚活を先に終わらせようとする場合のほうが、この問題は深刻でしょう。
なぜなら、女性は結婚相手にある程度の経済力を求めるケースがほとんどです。
転職活動中ということは、収入や勤務条件が変わるかもしれないということですから、お相手にとって不安要素となるのは間違いありません。
更に、もし婚活に時間が掛かってしまい転職活動を始めるのが遅くなると、転職の条件が不利になってしまう場合もあります。
婚活を先に終わらせても問題はありませんが、やはり転職活動と比較してどちらのほうが優先順位が高いか、よく考えて決めたほうが良いでしょう。
まとめ
・婚活と転職活動の優先順位は、①緊急度 ②年齢 ③影響度で決まります。これらを複合的に考えてどちらを先にするのか、それともどちらも同時並行で行うのかを判断しましょう。
・婚活と転職活動の同時並行は可能ですが、心身共にハードですので覚悟しましょう。また、ひとつひとつのご縁や結果に囚われたり悔やんだりするよりも、失敗してもご縁がなかったと割り切れるくらいの気持ちの切り替えが重要になります。
・転職活動を先に終わらせることで、婚活もスムーズに進みやすくなります。但し転職活動が長引く場合や、お相手に合わせて勤務条件を変えることも考えている場合など、必ずしも転職活動を先に終わらせたほうが良いとは言い切れないので慎重に考えましょう。
・婚活を先に終わらせることで、余裕を持って転職活動を始められます。転職先をじっくり決めたい場合、婚活を先に終わらせましょう。但し、婚活で転職をネガティブに捉えられることもあるので注意しましょう。